ATTENTION! 例によって先生がかわいそうです。 直接的なエロ描写までは至りませんが夜神くん以外に輪●されかかってます。 「入れてなきゃいいってもんでもない!」 「エロがないなら見る気しない…」 と仰っしゃる方はご覧にならないほうがよろしいかもしれません。 「エロがなくてもいい」 「いっそ入れてても構わない」 「むしろ推奨」 と仰っしゃるツワモノのおじょうさんは↓レッツスクロール! 榛葉 こういうことがある、ということは、話には聞いていた。 実際この校内で取り沙汰するほど大きな問題は起こった例はなかったが、小さいトラブルは日常茶飯事であったし、また対人間の職業である以上、些細でも諍いが起きるのは当然のことだと思っていた。 でも、いざそれが自分の身に降りかかろうとは。 未遂 少なくとも、かなりの危機的状況であることは間違いようがない事実だ。
背後は屋上のフェンス。 見晴らしよくグラウンドが一望できるこの場所からも、すでに放課後いく分か経ったこの時間、人の影はほとんどない。 私はひとつため息をつくと、何度目かの同じ台詞を口にした。
「新米だろうと教師は教師です。その口の利き方はないでしょう」
「下校時刻もとっくに過ぎてます。此処はもう閉めますから、はやく…」 口早に云い切らぬうちに、がしゃんと鼓膜を裂くような高い音が響いた。
「……………」
「どう思われようと結構ですが、私も仕事ですので。……時間もありませんし、そろそろ終わりにしませんか?」 つまらなそうに私がそう提案すると、男達は顔を一寸見合わせたあと、何かを示し合わさせたかのようににやにやと嗤い出した。その態度に微かな反感を覚えて、私がぴくりと下瞼に皺を刻むと、やがてひとりがおもむろに口を開いた。 「まあそう云わずに、ゆっくりしていけば? 竜崎センセー」 一瞬意図が読めずに目を瞬かせる。 「あ……っ!?」 そのまま力任せに引っ張られ、校庭側のフェンスから対角線上にある給水塔の陰に放られるようにして突き飛ばされる。体格からも力の差は歴然で、私の身体は抵抗もままならず、いいように翻弄された。 「!!」 殴られる、と瞬間身構えたと同時に、身体からふっと重力が抜け落ちた。 「…ッ何の真似ですか」 低く絞り出すように呟くと、下品な笑みに顔を歪めた三人のうちのひとりが、こちらの顔を覗きこむようにして楽しそうに云った。 「何って……こうなったらやることって、ひとつじゃねえ?センセイ」 「…………」 「殴るよりもイイ方法で、センセイに身の程って奴をわからせてやろうと思って。かわいそうだもんなぁ?その可愛い顔に怪我させちゃ」 その台詞に、他のふたりがげらげらと声を立てて笑った。 嫌な予感に、背筋や握りしめた掌からじわりと汗が滲む。
「へーえ、余裕じゃん。今の自分の立場わかってる?」
「……やめ…、離し…離しなさい!!」 思わず声が荒いだ。 びっ、と布地の裂ける音がして、釦が弾け飛ぶ。
白衣ごと合わせを大きく開かれ、普段誰の目にも触れない筈の鎖骨から腹部にかけてが露わにされる。全員の視線が其処に集まるのが見なくとも感じられた。 「白いし、女みてーに細っこいし……ホントに男かよ?」 興奮の隠しきれていない呟きとともに、無骨な掌が無造作に脇腹を撫で上げてくる。 「それまでにしてください。ここで止めるのなら、一時の気の迷いとして私も忘れます。……これ以上続けるのでしたら、私にも考えがありますよ」 声が震えないよう抑揚を抑えて勧告する。
「云えないだろ、センセイには。なあ?」 「……………」
私が動揺から無意識に視線を逸らしてしまうと、それを図星とみてとったのか、男はにやにやと優越者の笑みを浮かべると再び掌で肌をまさぐり始めた。 「や…めろ、触るな…っ!!」 「おい、口塞いどけよ」 すぐさま口もとを掌で覆われ、声を奪われる。こちらの抵抗もものともせず、大きな手のひらに呼吸すら塞がれそうに押さえつけられ、喉から呻いた。 「ぐ──…うぅ…!!」 「暴れんなよ、センセイ。先生がちゃんとした男なのかどうか、ちょっと確認してやるだけだからさ」 下卑た嗤い声が耳を劈く。 こわい。 いままで生徒を怖いと思ったことなど一度もない。 「………ッ…」 感触を愉しむように皮膚を撫で回していた手指がふと、下肢にかかる。 「…ッん───!!」 恥じも外聞もない。 「! …っつ…」 不意に、確かな手応えがあった。 「…っの野郎!!」 激昂した男の形相が視界に入ったかと思うと、物凄い衝撃が横から来た。
「いいから、早くしろよ」
思考が濁るように白く翳んでゆき、だんだんと男達の話している会話が遠くから断片的に聞こえてくる。
「お前たち、何してる!!!」
人が来たことで逃げ出したらしい彼らの、コンクリートを忙しなく靴裏が叩く音が次第に遠ざかる。入れ替わりに誰かの足音がひとつ、近づいてくるのがわかった。
肩を軽く揺すられ、ようやく意識が色を戻しはじめる。 「………う、……」 ゆっくりと瞼を持ち上げると、さらりと風に撫ぜられる茶色い髪が目に映った。
「大丈夫? 先生…。約束の時間になっても先生来ないから、心配になって…」 云いながら、白衣の背中の埃を丁寧にはたきおとす。 「何も…されなかった?あいつ等に。…その……」 彼は無残に破かれたシャツを見て、云いにくそうに視線を移ろわせた。 「……ええ、夜神くんが…来てくれましたから……。 きまりの悪さも相まって、少々硬い声が出た。
「いえ、大丈夫です。ちょっと…口の中が切れただけで…」
彼の手が、そっと私の顔に伸びた。
「!」
「え……」
「あ…あれ……?……あ、…っ…」 動揺した。 「ごめ…なさい、…違うんです……何でも、…っ…」 生徒達に囲まれていた状態でも出てこなかった涙が、今更ながらに溢れてくる。止めようと思ってもどうしようもなくて、ただ「ごめんなさい」と繰り返しながら誤魔化すようにごしごしと何度も目元を擦っていると、ふと、肩に彼の手が触れた。 反射的に顔を上げる。
何かを考えるも答えるよりも先に、気がつくと私は、大きくしゃくりあげるようにして泣き出していた。
「せ、先生!」
「ひっ…、ぅく…っ、うぅっ、えっ…」 ふと、伸びてきた腕に身体を引き寄せられる。 やわらかく掌が背中に廻されたかと思うと、次の瞬間私の身体は彼の胸の中にすっかり納まっていた。頬にあたる首筋からじわりと鼓動と熱が伝わり、呼吸すれば彼の匂いかした。耳もとに近い彼のくちびるから、痛ましげな囁きが漏れる。 「泣かないで、先生。……泣かないでよ……」 すこし力の込められた暖かな両腕。 「こ、怖かっ…、です…」 忙しない呼吸の間、聞き取れるか否かの小声でなんとかそれだけ呟くと、応えるようにぎゅっとすこしだけ強く抱き寄せられる。こんな泣き方をするのは随分と久しぶりだった。こんなふうに、誰かの体温に包まれることも。 まるで幼子にするように彼の手のひらに背中を撫でられながら、私はしばらくの間彼の制服のジャケットに嗚咽を埋め尽くした。服が涙を吸って湿るのにも構わず、彼は私が落ち着きを取り戻し、泣きやむまで私の身体を離すことはなかった。 彼のくちびるが、やさしく頬を辿る。 促されたからか自発的かわからないままゆっくりと肩口から顔を上げると、やわらかく瞼に圧しつけられた彼のくちびるの感触が、再びそっと私のくちびるに重なった。
彼は他の誰にも私が生徒に暴行されかかったことを喋ったりしなかったし、私が泣いたことも、まして抱きしめられたことも、キスしたことも、まるで夢だったのではないだろうかと思えるほど彼の態度はそれ以前とまったく変わりがなかった。 私自身の周囲もまたなにも変わらず平穏だった。 ほんのすこし変わったことがあるとすれば、彼の化学の成績が急に伸び悩みをみせ始めたことくらいだろう。何食わぬ顔で「元々あまり得意ではなかった」と話す彼は、以前よりも私の準備室に出入りすることが多くなった。 それでなくとも、校内を歩いていれば彼の姿を見かける頻度は増えた。 私が他の生徒より彼を意識しているからそう感じるのかもしれなかったが、彼の姿が目につくたび、私はそれを自然と目で追ってしまうようになっていた。 それでも、彼の態度は懐っこい優秀な生徒のまま変わらない。 私もまた変わらず彼のよき教師を演じながらその実、時おり不可解な感情に襲われることがあった。 思い出すと体の内側が熱をもつような、苦いばかりでない記憶。 あれは単に彼の優しさの延長で、他に他意はないのだと思っても、忘れることも、忘れられることもなく時間は過ぎた。 その均衡と関係が彼から破られる日が来るとは、 おつです。 なんていうか…すいませんでした(陳謝) なんとなく…やりたくなったんです… すべては某mさまが『竜崎先生はグレた子たちに襲われたらいい』とか萌ェシチュエーションを提示された所為です。ワタシわるくないよー(責任転嫁!) 輪姦自体というよりは、ギリギリで免れて夜神くんに「よしよし怖かったね〜」ってやさしくされて泣いちゃう先生が書きたかったんですが… ホントはマワされちゃっても良いか!R-18行きだし とか思っていたことは胸に秘めてお墓まで持って行こうとおもいます。 べつにエロくもないのにR-18行きなのは暴行未遂という内容と、特にオモテに必要な話ではないからです…つまりはあんまり脈絡がないということです…(沈) この時点ではふたりはできてナイです。できる前です。 できてたら血の雨が降ったとおもいます…おそろしや… グレた子たちは某へヴンなBLGの三馬鹿を参考にしました。 プレイしなおしちゃったよ OTL よって夜神くんには満月を背負って登場してほしかったです(笑) コレでわかる人いるんだろうか… それでは、最後まで読んでいただきアリガトウございましたv update---2005.7.30 |