パラレル・エロ注意。 っていうかただのエロです気をつけよう! 「イヤですッ…こ、こんなところで…」 ちょっと環境が違えば吐くお決まりの台詞が、また彼の口をつく。 「大丈夫だから。ね、先生…」 「ひ、人が、絶対、人が来ます…っ」 耳まで紅潮させて、僕の腕の中で必死に細い身体を捩る。
彼が本気でノーと云えば、僕は決して無理強いはしない。 けど。
「夜神くん……?」 先生が訝しむように、僕を見上げてくる。 体育倉庫編
「大きな声出しちゃ駄目だって。ホントに人が来るかもよ」
なんなくひと括りに拘束した先生の手首を、床に坐らせた状態で頭上に吊るし上げる。 いままでこんなふうに先生の自由を縛めたことはない。 「こ、こんなの……嫌です…!」 はやくも泣きそうな声で訴える先生に構わず、その着衣に手をかける。 そうしたところで、僕はようやく手を止め彼の顔を覗きこんだ。 至近距離で笑み視線をからめる。 「………っ、なんで、こんな……」 「ゴメンね、先生。 長く垂れ込める前髪をかき上げるように梳いてやりながら囁くと、先生は目を見開いて顔を上げた。僕と再び視線が合うと戸惑うように、不安げな面持ちで身体を縮こまらせる。 「…やがみくん……?」 ぎし、と手首を吊るした布が軋んだ音をたてた。
両手が拘束されているうえ、片足とはいえ縛められれば先生の自由は完全にない。
「いいや。何も。ただ、たまにはちょっと趣向を変えて、無理やり先生を泣かしてみるのもいいかなって。初めてでしょ?……こんなふうにされるの」 云いながら、縛った方とは逆の足を捉え割り開く。 かつてしたことのない無造作なほどのやり方に驚いたのか、先生は反射的に脚を閉じようとするが、拘束に邪魔されてそれは叶わない。 「あ……!」 ろくな抵抗も出来ず、内股の奥までなんなく僕の目に晒され、先生は顔を真赤に上気させて視線をうつろわせた。さらに奥まった場所が見えるようほそい脚を持ち上げる。 「や…ッ、やめ、…っ、」 涙で縁取られた目をぎゅっとつぶり、先生が上擦った泣き声をあげた。
充分長さのあるそれを縦に折りたたむ。 意図が読めないと云わんばかりの表情で、先生は僕の手元を不安げに見つめている。 「いやッ、やっ…、それは…嫌です…!!」 「『嫌』は聞かないって、云ったでしょ」 「………やだぁ…!!」 背けようとする顔を許さずに顎を捉えると、タオルを巻きつけ先生の視界を完全に塞ぐ。 目隠しだって、いままでしたことなんていちどもない。 手足を縛められ、目を塞がれたなにをされるかわからない状態に、怯えきった先生の肢体が固く強張った。 「やめて…、外して、くださ……、…っ!」 音も立てず顔をよせ、耳朶にぺろりと舌を這わせると、大袈裟なほどに先生は息をのんで身体をびくつかせた。そのまま嬲るように首筋から鎖骨までたどる。 見えていない所為で、触覚が過敏になっているのだろう。 「うっ…!……ん、…」 指先を赤い突起にからめ、押しつぶすようにしてなんども捏ねていると、引き結ばれていたくちびるがわずかにすき間をみせる。 先生が昂り出した合図。 あれほど抵抗していたものが、すこしばかりの愛撫をほどこしてやったそれだけで、もう与えられる快楽を追うことに集中し始めている。 あさましいほどに感じやすい、先生の身体。 もっとも、そうなるよう仕向けたのは他ならぬ僕自身だ。
「あっ……!?」 両手で腰を押さえ込み上体を屈みこませて、開かれ露わになった奥まった場所のいりぐちに舌を伸ばす。
今までは許してあげていたけれど、今日は駄目。 「ひっ…あ、あ、…あ……、…だめぇ……っ」 儚い抵抗を抑えつけ、わざとぴちゃぴちゃと音を立て表面を嬲る。 「ひ……、んッ!!」 唾液をからませ、力をこめて内部に舌先を押しこめると、びくっと抱えた細腰が揺れた。 「ふぁッ…、あ……、あ……、っん……」 いつのまにか抵抗や制止がやんで、代わりに艶めいた喘声が先生の口からこぼれだす。 「気持ちいい?」 ちゅっと水音を跳ねさせ舌を引き抜き、代わりに中指を押しこむ。 「ひぁっ……」 前立腺を狙って指を蠢かしながら、呑みこんだ襞のすき間をぬぐうようにして、なおも舌で弄ると、軽く達したときのように内部の道がびくびくと断続的に痙攣した。 「は…、あ…っ、…っ」 「イきそう?」 とろとろと蜜を吐き出す性器がひくんとふるえ、限界を訴える。 「このまま弄ってたら後ろだけでイけるかな?」 「……っやぁ…っ……」 僕の嗤いまじりの提案に、先生がうつむいたままかぶりを振る。忙しなく、昂った息を吐いて。無意識にか、濡れたくちびるをなんども舐めている。 絡みついてくる粘膜を引きずりながら、ゆっくりと指を抜き出す。 「ん……っ」 先生の肢体が、排泄感にぶるりと身震いする。
「ああホラ、これなんか良さそう。卓球のボール」 「………!!」 子どもがおもちゃを見つけたような明朗な声を上げると、先生は一瞬怪訝そうに黙ったあと、すっと顔色を蒼ざめさせた。 「大丈夫だよ。小さいし。これくらいなら幾つか入れても平気だよ、きっと」 「ひ…」 僕ののんきに放った台詞に、先生はそうされるさまを想像したのか、戦慄してくちびるをふるわせた。血の気を引かせたのが傍目にもわかるほど顕著な反応に、すこしおかしくなる。
「…………………」
「はは。仕方ないな。コレ、入れたら先生どんな顔するか見てみたかったけど……絶交されちゃ困るからね。……道具、嫌だ?」 子どもにするような口調でお伺いをたてると、先生はうつむけた顔をぎこちなく、急かされるようになんども頷かせる。 生身を受け入れるのでさえ精一杯なのに、さすがにまだ可哀想か。
「そろそろ教室閉められちゃう時間だから、鞄取ってくるよ」 「え……」 先生が力なく顔を上向かせる。 「ちょっと待ってて」 云いながら立ち上がると、先生は信じられないとでも云うようにくちびるを震わせ、縛られた手首を捩らせた。 「ま、待って…夜神くんっ!これ、ほどいて……!!」 「大丈夫。誰も来ないよ。大きな音出さないで、先生がいい子にしてたら」 泣き出しそうな悲痛な声で哀願する先生を尻目に、僕は出口に向かった。 「いっ、いやっ!!、待っ……やが…」 先生が何ごとか言い切らないうちに、僕は扉を閉めた。 時間にすればほんの五分か十分。 僕には取るに足らないあっという間の時間も、先生にとってはおそらく一生のうちで一番長い五分間だろう。 渡り廊下を抜け、教室のある棟とを往復する間、人の影はまったくなかった。 念のため倉庫の扉に外から鍵をかけておいたし、体育館の入り口も一箇所しか開いてないのは確認してあるが、勿論先生はそんなこと知る由もない。 音を立てないよう鍵を外して扉を開けても、中からは物音ひとつしなかった。 目の前にしゃがみこむ。 「先生」 耳もとに吹き込むようにして囁くと、弾かれるようにその顔が上向いた。 「や…がみ、く……」 僕の顔を視認するや否や、先生はぼろぼろと大粒の涙をこぼし始めた。 「ひっ…、っ、……っ」 「ゴメン、ちょっと意地悪しすぎたかな」 呼吸すらままならないほど激しくしゃくりあげ、嗚咽する先生の髪をやさしく撫ぜてやる。やっぱり泣いている先生は、とても可愛い。 「うっ………ひ、ひど……っ、ほんとに、お、置い…っ…、…」 「ゴメンって」 涙でぐちゃぐちゃになっている頬を手のひらで包み込むと、僕は開いたままの先生のくちびるを塞いだ。 本当に先生は、キスに弱い。 キスに弱いというよりは、やさしくされることに弱いのかも知れない。 「苛めるのは、もうお仕舞いにしよっか」 手首の拘束はそのままに、吊るしあげていた鉢巻と右足の拘束をほどくと、僕は先生の身体を抱き上げた。 膝裏をすくい上げ、ぐっと上に持ち上げ秘部を露わにすると、先生は恥ずかしそうに眉根をよせ、ぎゅっと目を閉じた。泣き腫らした目元が艶っぽい。 「ちょっと乾いちゃったね」 時間が経過して、潤いをうしなったいりぐちに再びくちびるをよせる。 「ん! ……っ、…」 くちゅ、とはしたない音をたて其処を舐っても、先生はびくっと腰を揺らしただけで、もうさほどの抵抗はみせない。 内部はまだほぐれているようなので、すこし唾液で濡らすとそのまま舌を退いた。
「……っ」
「ああ ぁ……っ!!」 突き入れられる衝撃に、先生の華奢な背が弓なりに反り返った。 これなら遠慮は要らなそうだ。 「ひ、っ……ん!」 根元まで受け入れさせたものを、ぎりぎりまで引き抜き一気に突き戻す。 淫らな先生の姿態。 何度抱いても、それだけで直ぐにもイかされそうになる。
数度奥を突きたてただけで、先生はあっけなく絶頂を迎えた。 「──…っ、……っ、……ぁ…」 達した直後の、熱い内部の律動が慾情と衝動を煽る。 危うい呼吸を繰り返しながら快楽の余韻に翻弄される彼は、いつもの恍惚というよりはどこか苦さの入り混じった、苦悶にちかい表情を浮かべていた。 息が静まってきたところを見計らって、脚を抱えなおす。
いちど達したことで、更にきつく纏わりつくように吸いついてくる内壁を引き剥がしながら、己の解放を求めて激しく揺さぶりたてる。 「ひっ!…う、ぁあっ、…あ…!!」 両手は拘束されたままで、何にすがることも出来ない。 ぐちゅぐちゅと、繋がった箇所から卑猥な音がたつ。 わざと先生が感じる場所を狙って腰を動かすと、達したばかりの先生の性器は、従順なほどに顕著な反応を示しはじめる。それに伴って、内部がさらなる快楽をほしがるように、すっかり呑みこんでいる僕自身に熱く絡みついてくる。 いつまでも物慣れない仕草とは裏腹の、淫乱な身体。 「………やらしい、先生…っ」 荒まった呼吸の端で、かすめるように囁く。 「…ひ、……っく、ぅえ…っ、…っ」 それからなんども揺さぶり責め立てて。
手首をほどいてやると、其処は赤く腫れてすこし擦過傷がついている。 「せんせい」 呼びかけても、首筋にキスをおとしても反応がない。 仕方がないか、と聞こえないよう、僕は密かにため息を吐いた。見れば、先生の下肢は互いの精液でどろどろに汚れきっている。 とにかくなだめるのは後回しにして、後始末が先決だ。 そう思い、目隠しに使ったタオルを拾い上げ立ち上がった瞬間、
「直ぐ戻ってくるよ。ちょっとタオル濡らしにいくだけだから」 微笑んで、言い含めるようにやさしく云っても、先生は首を横に振ってすがるように僕を見上げてくる。 「い、嫌ですっ…、も、置いて…いかないで…」 置いていかれることがそんなに怖かったのか。 仕方なく後処理を諦め、僕は先生の傍に座り込むと、そっとその肩を胸に抱き寄せた。
頭をひきよせ髪を撫でながら、片手で背中をあやすようにさすってやる。 「私、お、怒ってるんですから…!」 「うん。ゴメン」 「イヤだって云ったのに…」 「うん」 「こ、こわかったんですから……すごく…」 「わかってる。ゴメンね」 「もう……あんなの、絶対しないで…ください」 「………………」
「イヤ、だって……今日の先生、すごく可愛かったからなーって思って……」 「……!! や、やっぱり夜神くんとは絶交ですっ!!!」
「怒らないでよ。ひどいことしたお詫びに、 「………………」 なにがいい?と耳朶にくちびるをよせながら囁くと、先生の肩がぴくんとすくまる。 「………本当になんでもいいんですか?」 「勿論」 先生が、赤らんだまま熱の引かない顔を、再び僕の肩に埋める。 「………抱きしめて、キスしていてください。 それで許してあげます、と、か細く呟いた先生を強く抱きよせ、甘くくちびるを塞ぐことで僕は返事をかえした。 おつです。 体育倉庫編いかがでしたでしょうかっていうかまたやってしまいました OTL (唐突に) ストーリー上まったくかんけいのない話を… それというのもこないだ絵茶したときですね、イヤに体育倉庫でもりあがってしまったので そりゃもう妄想するしかないじゃないですか!(なんで) いちどやりたかったんだよ…拘束・目隠し・放置プレイ…(さ、さいていだ) そこはかとなく幻の高校教師・調教編がベースとなっております。 まさかホントに文にするとはおもわなかったよママン。 変則プレイにもかかわらず甘くって申し訳ございません… 甘くないと僕駄目なんです OTL それでは、最後までご覧くださりアリガトウございました〜! update---2005.8.14 |